
PCBの製造工程において、はんだマスク処理は、微細なパターンを正確に処理できるかどうかを確認する重要なステップです。50μmのトレースや75μmのダム形状のパターンを作成する際、硬化が不十分だとマスクが粘着性を持つようになります。一方、硬化が過剰だとマスクがもろくなり、接着力が低下します。これらをコントロールするのは、供給される光子の量です。そして、その光子の量は、処理全体を通じて一定でなければなりません。
重要な点 定電流式のUVランプ用電源は、電圧ではなく電流を一定に保ちます。これにより、ウォームアップ時やランプの経年変化によって水銀蒸気のインピーダンスが変動しても、アークが安定し続けます。また、スペクトル出力やピーク照度を一定に保つことで、基板上のエネルギー密度も再現性を持ち続けます。
ランプのスペクトルをフォトインィシエーターの特性に合わせる必要があります。不透明なマスクを完全に硬化させるには365nmの波長を使用します。表面の硬化速度を上げたい場合や黄色みを抑えたい場合は、385~405nmの波長を使用します。プリント幅に合わせてアークの長さを調整し、スペクトルを正確に制御するために二色反射板を使用し、作業環境を清潔に保つためにオゾンフリーの石英ケースを使用します。
はんだマスク処理でこの方法が有効な理由 定電流制御により、ランプが加熱される際に発生するUV光の減少を防ぎます。最初のシートでも最後のシートでも、品質が同じになります。微細なパターン間でも架橋反応が均一に行われ、クロスハッチ加工や熱ストレス試験においても接着力が維持されます。
また、急速に処理を進めても問題ありません。電流がインピーダンスの変動に対して適切に調整されるため、ランプの寿命が延びます。さらに、必要な電流のみが供給されるため、余分な電圧が発生せず、エネルギー消費も削減されます。
問題を避けるための詳細なポイント スペクトロメーターを使って設定を行い、基板上の照度を一定に保ちます。また、プレスのインターフェースやランプの点灯順序との互換性も確認する必要があります。アークの全長に合わせて電源の容量を調整し、そうしないと端部分で硬化が不十分になります。
ウォームアップの時間も考慮する必要があります。スペクトル出力はすぐに安定しないため、それに応じて処理の切り替え時期を調整しましょう。